苺屋たくみ
群馬県前橋市 店舗ジャンル:農家・農業法人前橋市下増田町のいちご農家。ハーブの一種ステビアを活用した栽培や、徹底した温湿度管理に取り組む。果実そのものの味にこだわったいちごは、数多くの受賞歴を誇る。
大好きないちごを、自分の手で
「苺屋たくみ」は、前橋市下増田町のいちご農家。群馬県が開発したブランドいちご「やよいひめ」をはじめ、「ほしうらら」や「ジューシー」など数品種を育てている。旬の時期にはいちご狩りを楽しめ、オフシーズンにはキッチンカーでスムージーやかき氷を提供する。代表の森田匠さんは、いちごが大好きな子どもだった。ただ体質的に、食べるものには気を配る必要があったという。「できるだけ農薬に頼らない、安心して食べられるいちごを育てられないか。そう考えたのが原点です」と森田さん。後の師匠となる県内のいちご農家との出会いを機に就農を決め、約2年の研修を経て2019(令和元)年に独立。最初のシーズンで、群馬県いちご品評会の最高金賞に輝いた。「師匠の教えをお手本どおりに続け、自分の畑に合うやり方を早く見つけられたのが大きかったと思います」と振り返る。目指すのは、果実そのものの味で勝負できるいちご。「自分たちの手の届く範囲で、確実に美味しいいちごをつくる」という考え方のもと、一株一株とまっすぐ向き合い続ける。
ハーブを活用した独自の栽培方法
圃場のある下増田町は、かつて利根川の主流が流れていた土地。土壌中の不純物が少なく、地下には赤城山からの清らかな伏流水が通う。水脈が比較的浅いため、土にほどよい潤いが保たれるのも特長だ。この恵まれた環境で取り入れるのが、師匠から受け継いだ「ステビア栽培」。ハーブの一種であるステビアを原料にした肥料を、植え付け前の土にすき込み、栽培中も抽出液を葉に散布して吸収させる。「この方法だと甘みがしっかりのるうえ、色艶や果肉の締まりもよくなるんです。自然由来のものを取り入れたいという想いにも合致しました」と森田さん。ハウス内の温湿度・CO2濃度は、0.1%単位で調整。枝葉は定期的に剪定して風通しを保つ。毎朝の収穫時には、葉の色艶や葉先の水滴量を確かめる「葉っぱの健康診断」も欠かさない。こうした手間の積み重ねで、農薬にできるだけ頼らない栽培を続けている。お客様からは「孫はここのいちごしか食べません」「たくさん食べるために貯金してます」といった声も届き、手土産やギフトをきっかけに、県外にもファンが広がっている。
生産者紹介
代表森田 匠
前橋市出身。農薬にできるだけ頼らないいちごづくりを志し、県内農家での研修を経て2019(令和元)年に「苺屋たくみ」を開業。翌年には群馬県いちご品評会で最高金賞を獲得し、その後も受賞を重ねている。いちごと同じくらい大切にしているのが、空間づくりと接客。「お客様にとっては目から入る情報がすべてです。オフシーズン中も草取りを欠かさず行うなど、いつ来ても安心して買ってもらえる環境を保ちます。ただ売るだけでなく、お客様一人一人に寄り添う対話も心掛けています」と、森田さんは語る。毎年シーズン前には「今年はいつからですか」という問い合わせが届く。いちごの季節と言えば「苺屋たくみ」と思い出してもらえるのが、何より嬉しいという。「これからも『一度食べたら、また食べたくなるいちご』をお届けし、多くの方に苺屋たくみのことを知っていただきたいです」と力を込める。
店舗詳細
| 店舗名称 | 苺屋たくみ |
|---|---|
| 住所 | 群馬県前橋市下増田町792-1 |




















