みどり市は、2006年(平成18年)に笠懸町、大間々町、東村の3町村が合併して誕生した市です。総面積は約208平方キロメートル。北部の足尾山地を源流とする渡良瀬川が流れ、中南部には大間々扇状地が広がります。「大間々」の地名は、河岸段丘の傾斜地の崖を指す「まま」に由来するものです。この土地は、日本の歴史を書き換える舞台にもなりました。笠懸地区で見つかった「岩宿遺跡」は、日本列島に旧石器時代の人類は存在しないという当時の定説を覆した場所。縄文時代の始まりを示す「西鹿田中島遺跡」とともに国の史跡に指定されています。渡良瀬川沿いにはわたらせ渓谷鐵道が走り、大正期の木造駅舎が今も使われています。高津戸峡の遊歩道や、草木湖畔の富弘美術館、手回しの回り舞台が残る古い劇場など見どころも多彩。市内で作られた優れた食品や工芸品は、地域ブランド「よりどりみどり」として親しまれています。
『みどり市』の新着店舗
みどり市ってどんなところ?
渡良瀬川に沿い、南北にひろがる
みどり市は南北に細長い形をしています。3町村の合併により、渡良瀬川に沿った縦長の市域ができました。北部の東町地区は足尾山地に位置し、川の上流には草木ダムが所在。中ほどの大間々町地区は川が山から平地へ出る扇状地の要にあたり、南部の笠懸町地区は扇状地の上に開けた台地で畑が広がります。この南北の線を結ぶように、わたらせ渓谷鐵道が走ります。大間々町の上神梅(かみんばい)駅には1912年(大正元年)建築の木造平屋建て駅舎が残り、108メートルのプラットホームとともに国の登録有形文化財に登録されています。地区ごとに地形が異なるため、山の産物と畑の産物が同じ市内で揃うのが特徴です。
全国有数の二つの史跡
1946年(昭和21年)、笠懸地区で、火山灰が積もる地層の中から石器が発見されました。見つけたのは相澤忠洋です。当時はこの地層の時代に人類は存在しないとされていましたが、その後の発掘調査で石器の存在が証明され、日本列島に旧石器時代があったことが明らかになります。この「岩宿遺跡」は1979年(昭和54年)に国の史跡に指定されました。また、市内にある「西鹿田中島(さいしかだなかじま)遺跡」は、縄文時代の始まりにあたる時期の集落跡です。約1万3千年前の貯蔵穴群と約1万1千年前の住居跡が重なって見つかっています。時代が移り変わる時期の遺跡としては全国有数の規模であり、2004年(平成16年)に国の史跡となりました。
みどり市のおすすめスポット

岩宿遺跡
日本に旧石器時代があったことを証明した遺跡です。関東ローム層の中から石器が発見され、その後の発掘調査で存在が確かめられました。現在は国の史跡に指定されています。遺跡のそばには「岩宿博物館」があり、出土した石器や当時の暮らしの復元展示の見学が可能。地層の断面をそのまま見せる施設もあり、石器がどの深さから出土したのかを実際に目で追うことができます。

高津戸峡(たかつどきょう)
渡良瀬川の中流にある峡谷です。大間々の市街地のすぐそばに位置し、川が岩を削って深い谷をつくりました。「はねたき橋」から「高津戸橋」まで、約500メートルの遊歩道が谷沿いに整備されています。途中には「ゴリラ岩」と呼ばれる奇岩もあり、川面を見下ろしながらの散策が楽しめます。特に新緑と紅葉の時期には、多くの人で賑わいます。

ながめ余興場
1937年(昭和12年)に建てられた木造二階建ての劇場です。切妻造り妻入りの建物で、みどり市の重要文化財に指定されています。人が手で回す「回り舞台」が今も備わり、板張りの床にゴザを敷いた桟敷席、花道、舞台裏の楽屋などが残っています。舞台側に窓を開いた座長室も当時のまま。こうした劇場建築は、全国でも数えるほどしか残っていません。

富弘美術館
草木湖のほとりに建つ市立美術館です。東町地区出身の星野富弘氏の詩画作品を展示しています。星野氏は中学校の教諭になったのち、クラブ活動の指導中に頸髄を損傷し、手足の自由を失いました。入院中に口に筆をくわえて詩や絵を描き始め、その作品は国内外で展示されるようになりました。1991年に開館し、のちに現在の建物へとリニューアルされています。館内のカフェからは湖畔の風景を望むことができます。

小平鍾乳洞(おだいらしょうにゅうどう)
大間々町小平(おだいら)にある、奥行き93メートルの鍾乳洞です。1874年(明治7年)に石灰岩の採掘中に見つかり、多くの参詣人を集めましたが、その後は埋没し、言い伝えの中の存在となっていました。1984年(昭和59年)に古文書が相次いで発見されて実在が裏付けられ、同年の探索によって再び見つかりました。現在はみどり市の天然記念物に指定されており、周辺は公園として整備されています。

旧花輪小学校記念館
東町花輪に残る木造校舎です。1873年(明治6年)に開校した小学校の建物で、国の登録有形文化財に登録され、現在は記念館として公開されています。卒業生には、童謡『兎と亀』を作詞した石原和三郎がおり、のちに同校の校長も務めました。教室や廊下は当時のまま残されており、木の床を実際に歩いて展示室を見学することができます。
みどり市の名物・特産品・お土産

ほうれん草
群馬県はほうれん草の収穫量が全国トップクラスであり、みどり市はその主産地のひとつです。冬の時期、あえて霜に当てて育てた「寒締め(かんじめ)」のほうれん草は、葉が厚くなり、甘みがいっそう増すのが特徴。お浸しにも炒めものにも幅広く使え、下ゆでして冷凍しておけば日々の食卓で重宝します。みずみずしい葉の張りが楽しめます。

なす
群馬県は、夏から秋にかけて出回る「夏秋(かしゅう)なす」の収穫量が全国1位であり、みどり市はその主産地のひとつです。皮がやわらかく、焼いても揚げてもしっかりと味が染み込むのが特徴。たくさん手に入った際は、切って干しておくことで保存がきき、また違った食感と味わいを楽しめます。

花ぱん
大間々地区や桐生市などで、古くから親しまれてきた伝統的な焼き菓子です。菊の花をかたどった形が特徴で、表面には白い砂糖蜜がかかっています。生地はしっかり硬めに焼き上げられており、噛むほどに素朴な甘みが広がるのが魅力。日持ちがするため、手土産や贈り物にも好まれます。

石器サブレ
岩宿遺跡から出土した「槍先形石器」をモチーフにしたサブレです。サクサクとした香ばしい食感と素朴な味わいが特徴。遺跡の歴史にちなんだユニークな形状で、みどり市ならではの定番のお土産として親しまれています。

まゆの詩
かつてこの地域の産業を支えた養蚕(ようさん)の「繭(まゆ)」を形取った伝統銘菓です。可愛らしい繭の形をした生地の中にやさしい甘さの餡やチョコが包まれており、口当たりの良さが魅力。地域の歴史を今に伝えるお菓子として親しまれています。

ひもかわうどん
帯のように広く平たい麺が特徴的な、群馬県東部エリアの伝統のうどん文化です。つるりとした滑らかなのど越しと、モチモチとした独特の歯ごたえを同時に楽しめます。温かい煮込みはもちろん、冷やしでも麺の存在感が際立つ一品です。
『みどり市』の商品一覧
見た目は、よくあるアイスバー。ところがひと口かじると、ぷるぷる食感。群馬県産のこんにゃく粉を配合して生まれた、不思議なひんやりスイーツ。人気の5種類を、食べ比べで楽しめるセットです。






















