利根川と片品川が合流する地に広がる、大きな階段状の地形。人口およそ4万5,000人を擁する沼田市は、群馬県北部(利根沼田地域)の中心都市であり、地理の教科書でも知られる「河岸段丘(かがんだんきゅう)」の上に開けたまちです。 玄関口となるJR沼田駅と市街地の高低差はおよそ70メートル。このダイナミックな地形こそが、沼田の大きな特徴です。かつて段丘の上に置かれた沼田城の跡地には、城主の真田信之と妻・小松姫の像が立っています。南北に長く標高差のある農地では、春のいちごに始まり、さくらんぼ、ぶどう、りんご、柿へと途切れることなく果実が実り、「numa」ブランドとして全国へ発信されています。 中山間地ではこんにゃくいもやキノコ類が育ち、木工や組紐など9つの伝統工芸が今も大切に受け継がれています。関越自動車道やJR上越線を使えば、吹割の滝や老神温泉、玉原高原へもすぐ。段丘の上で暮らし、麓や山あいの豊かな土地を活用して働く。そんな地形に寄り添った土地の使い方が、今もこのまちの産業や暮らしの中に息づいています。
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沼田市ってどんなところ?
日本屈指のスケールを誇る「巨大な河岸段丘」
片品川と利根川の浸食によって形成された沼田の河岸段丘は、そのスケールの大きさから地理の教科書やテレビ番組でも度々取り上げられてきました。市街地は一番上の段(沼田面)にあり、玄関口のJR沼田駅から街へ移動するだけで「70メートルの崖を上る」というダイナミックな地形を体感できます。さらに椎坂峠や子持山といった絶景スポットの展望台へ足を伸ばせば、街全体が巨大な階段の上に載っているかのようなパノラマビューをひと目で一望できます。
一年を通して実るフルーツのまち
年間を通して果物が実る背景には、単なる土地の広さだけでなく、段丘がもたらす「標高差」と「昼夜の激しい寒暖差」があります。この厳しい気候風土が、果物や野菜に濃厚な甘みと旨味をしっかりと蓄えさせます。 市内には関東有数の規模を誇る観光果樹園が集積しており、春のイチゴ狩りから秋のリンゴ・ぶどう狩りまで、1年を通じて「採れたてをその場で味わう果物狩り体験」を楽しめるのが最大の魅力です。 また、市では独自の認証基準を設けた「ぬまたブランド農産物」制度を展開。減農薬などの手塩にかけた丁寧な栽培はもちろん、糖度の高いとうもろこしや香り高いキノコなど、風土の恵みを最大限に生かした逸品を厳選して全国へ届けています。
沼田市のおすすめスポット

吹割の滝
片品川の岩盤が削られ、河床そのものが割れたかのように激しく水が流れ落ちる名勝。国の天然記念物および名勝に指定されています。基盤となる凝灰岩(ぎょうかいがん)の河床に見られる数多くの甌穴(おうけつ)や、上流にある鱒飛(ますとび)の滝など見どころが満載。渓谷沿いに整備された遊歩道から、滝を横や上から見下ろす独特の視点で迫力ある景観を楽しめます。

沼田公園(沼田城址)
段丘の上に築かれた沼田城の跡地を整備した公園です。真田氏ゆかりの地として知られ、園内には城主・真田信之と妻・小松姫の石像が立っています。県内有数の桜の名所でもあり、春には約210本の桜が咲き誇ります。なかでも天守がそびえていた時代から石垣を抱え込むように根を張る、樹齢約400年の「御殿桜(ごてんざくら)」は必見です。

老神温泉
赤城の神と日光の神が戦い、傷ついた赤城の神が矢を突き立てたところ湯が湧き出たという伝説が残る温泉郷です。相手を追い返した「追神」が転じて「老神」になったと伝えられ、豊富な湯量を誇ります。春から秋にかけて毎日開催される名物の朝市では、地元の新鮮な野菜や山菜、手作りの味噌や漬物が並び、浴衣姿での散策を楽しめます。

たんばらラベンダーパーク
標高1,300メートルの玉原高原に開かれた、関東最大級のラベンダー園です。夏にはおよそ5万株のラベンダーが咲き誇り、高原ならではの爽やかで涼しい風とともに一面の紫色の絶景を楽しめます。ラベンダーのほかにも季節の花や高原グルメ、子ども向けの施設が充実。冬は「たんばらスキーパーク」として営業し、四季折々の魅力を届けています。

迦葉山
848年(嘉祥元年)に開かれたと伝わる古刹で、天狗信仰の山として知られます。中峯堂に納められた天狗面は、顔の丈6.5メートル、鼻の高さ2.8メートルと日本一の大きさを誇ります。迦葉山参りでは、最初の年に中峯堂から天狗面を借りて帰り、次にお参りする機会にその面を持参した上で、門前の店で新しい面を購入して寺に納め、また別の面を借りて帰るという独特の習わしが今も受け継がれています

薄根の大クワ
薄根町に立つクワの巨木で、国の天然記念物に指定されています。桑は本来、葉を摘みやすいように低く仕立てられる木ですが、それが巨木のまま残っているのは珍しく、養蚕が盛んだった上州の歴史を伝える一本として守られてきました。
沼田市の名物・特産品・お土産

りんご
生果のシーズン以外でも一年中楽しめるのが、産地直送の加工品です。ストレートジュースやジャム、アップルティー(りんご茶)のほか、地元のりんごで醸造したシードルなどが「ぬまたブランド農産物」として認証されています。旬の旨味をぎゅっと閉じ込めた加工品は、日持ちのする手土産やお取り寄せとしても人気を集めています。

こんにゃく
群馬県はこんにゃくいもの収穫量で全国のおよそ9割を占める一大産地であり、沼田市を含む中山間地域では古くから基幹作物として大切に育まれてきました。こんにゃくいもは種芋の植え付けから収穫までに2〜3年もの歳月と手間がかかる希少な作物です。その旨みと食感を活かした加工品は、市の品質保証制度「ぬまたブランド農産物」にも認証されており、産地ならではの風味豊かな味わいを堪能できます。

まいたけ
昼夜の寒暖差が大きい山あいの気候と、名峰・武尊山系から湧き出る豊かな清流。沼田市は、この恵まれた自然環境を活かした県内有数のまいたけの産地です。自然の生育条件に近い環境のもと、上質な水と徹底した温度管理で育てられるまいたけは、株が大きく身が固く締まっているのが特徴。「ぬまたブランド農産物」にも認証されており、自然豊かな風土と生産者の技術が育む高品質な逸品として高い評価を得ています。

とうもろこし
河岸段丘がもたらす標高差と、昼夜の激しい寒暖差が生み出す沼田の夏の名物です。高原特有の夜間の冷え込みによって果肉に強い甘みと旨みが凝縮され、その質の高さから「ぬまたブランド農産物」にも認証されています。弾けるような粒の張りと採れたてのフレッシュな味わいは格別で、夏の訪れを伝える人気の高い贈答品としても親しまれています。

さくらんぼ
初夏を彩るさくらんぼは、沼田の豊かな風土が育む季節の味覚です。水はけの良い段丘の土壌と長い日照時間、そして昼夜の寒暖差が、甘みと酸味のバランスに優れた大粒の果実を育て上げます。雨に弱い繊細な果実を守るため、市内の観光果樹園では雨除けハウスの整備が進められており、「ぬまたブランド農産物」にも認証。天候を気にせず樹上で熟したもぎたての美味しさを味わえる「摘み取り体験」は、初夏の沼田を訪れる醍醐味の一つです。

そば
昼夜の寒暖差が大きい中山間地の気候と清らかな水に恵まれた沼田は、良質なソバの栽培地としても知られます。冷涼な環境のもとでじっくり育つ実には、風味と甘みがギュッと凝縮。自家製粉された「そば粉」は「ぬまたブランド農産物」にも認証されており、地域を代表する食文化として定着しています。市内には手打ちそばの名店が点在するほか、乾麺やそば粉はお土産としても親しまれています。

沼田の組紐
豊かな森林資源に恵まれた沼田市には、指物や桐下駄など木や植物を用いた手仕事を中心に、9つの品目が「群馬県ふるさと伝統工芸品」に指定されています。なかでも「沼田の組紐」は、古くは刀の下緒や鎧の紐として武士に愛用された歴史を持つ手技です。変色を防ぐ独自の「煮込仕上げ」で染め上げられる絹糸は、堅牢さと美しい発色を誇ります。武家屋敷の面影を残す城下町で受け継がれてきた繊細な技術と意匠美が、現代の帯締めや飾りのなかにも静かに息づいています。
『沼田市』の商品一覧
沼田市で育った樹上完熟りんごを使った、ティーバッグのお茶です。ノンカフェインの「りんごティー」と、スパイス香る「りんごチャイ」の2種類。お湯を注ぐだけで、りんごのやさしく甘い香りが広がります。























