群馬県西南部に位置する下仁田町(しもにたまち)。長野県境を源とする鏑川が町を東西に貫き、町域の約85%を山林と原野が占めます。年平均気温は12℃前後、降雪も年に数回ほどと、山あいの地域ながら比較的穏やかな気候が特徴です。下仁田町は、地質学的に希少な地層が集まる「日本ジオパーク」の認定地域。よそから移動してきた地層が山の上に孤立した「根なし山(跡倉クリッペ)」をはじめ、珍しい地形が今も残されています。粘土質に砂礫が混ざり合う独特の土壌は、町を代表する農産物を育んできました。代表格である「下仁田ねぎ」は、白く太い茎部が特徴。種まきから収穫まで15か月を要し、途中で2度の植え替えを行うなど手間暇をかけて栽培されます。冬の限られた時期にしか出回らない、至高の味覚です。また、群馬県が全国シェアの約95%を占める「こんにゃく芋」の集散地としても発展を遂げてきました。町内には歴史的資源も点在。山からの冷風を利用して蚕の卵を貯蔵した世界文化遺産「荒船風穴(あらふねふうけつ)」や、標高1,000mの高原に広がる日本最古の西洋式牧場など、独自の歴史と風土が今に受け継がれています。
『下仁田町』の新着店舗
群馬県甘楽郡下仁田町
江戸時代から受け継がれてきた「下仁田ねぎ」。その主産地・馬山地区の周辺地域で、自家採種と土づくりを大切に、極太の一本を育てる。濃厚な甘みととろける食感が評判だ。
店舗ジャンル:農家・農業法人下仁田町ってどんなところ?
根なし山の土が育てるねぎ
下仁田町の地質は複雑です。地殻変動により移動した地層が山の上に孤立した「根なし山(跡倉クリッペ)」が存在します。町全体が日本ジオパークに認定された一因でもあるこの特異な地質は、土壌の性質にも大きく影響を与えてきました。「下仁田ねぎ」の栽培に適しているのは、適度に礫を含んだ粘り気のある土壌。軽くて粘りの弱い火山灰土では育たない、質の高い肉質を生み出します。軟白部は長さ15〜20cmと短く、太いものでは直径4cm以上。種まきから収穫まで15か月もの時間を費やし、途中で2度の植え替えを行うなど、独特の風土と手間暇が唯一無二の味わいを作り出しています。
こんにゃくが集まる町
こんにゃく芋の栽培には、強い日照を避け、適度な保水性と通気・排水性を兼ね備えた酸性の土壌が求められます。下仁田町はその生育環境に最適な風土を有していました。また、川幅が狭く流れの早い河川環境を活かした水車動力が、こんにゃく芋を加工する精粉作業を大きく後押しします。明治時代には茨城県から切干(乾燥)技術が導入され、町の精粉加工業は急速な発展を遂げました。現在も、全国の栽培量の約95%を占める群馬県産こんにゃく芋のうち、およそ半数が下仁田町に集荷されています。自町での栽培にとどまらず、各地の原料を集めて粉へと加工する中心地として発展してきた歴史を持つ町です。
下仁田町のおすすめスポット

荒船風穴(あらふねふうけつ)
山の斜面から吹き出す天然の冷風を利用し、蚕の卵を貯蔵した施設です。1905年(明治38年)に地元の養蚕農家によって建設されました。現地には石垣で囲まれた貯蔵庫跡が残されており、当時の収納量は全国最大規模を誇ります。取引先は日本全国から朝鮮半島にまで及び、日本の養蚕・製糸業を陰で支えました。2010年(平成22年)に国の史跡に指定され、2014年(平成26年)には世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産に登録。現場では今もなお、創業当時と変わらない冷風が吹き続けています。

神津牧場(こうづぼくじょう)
1887年(明治20年)に開かれた、日本で一番古い歴史をもつ西洋式の牧場です。妙義荒船佐久高原(みょうぎあらふねさくこうげん)国定公園の豊かな自然のなかにあり、標高はおよそ1,000メートル。387ヘクタールという広大な敷地で、ジャージー牛がのびのびと飼育されています。ジャージー牛の乳はほんのりと黄色みを帯びてとても濃厚で、牧場ではその新鮮な生乳から牛乳や飲むヨーグルト、バター、チーズ、アイスクリームが作られています。青草を食む放牧された牛たちを間近で見ることができ、売店で味わえる濃厚なソフトクリームは絶品と大人気です。

跡倉(あとくら)クリッペ
別の場所でできた地層が大規模な地殻変動によって運ばれ、長い年月をかけて削られて山の上に取り残された珍しい地形です。土台となる本来の地層との間に、巨大な岩盤が動いてきたときの境目がはっきりと見えます。地面と繋がっていないことから「根なし山」とも呼ばれ、下仁田ジオパークを代表する見どころとなっています。境目の露頭を整備された散策路から観察でき、地質に詳しくなくても層の違いが一目で分かります。この町の大地がかつてどのように動いてきたかを、自分自身の目で確かめられる場所です。

道の駅しもにた
国道沿いにある、ドライブの休憩や立ち寄りにぴったりな道の駅です。冬になると特産の「下仁田ねぎ」が直売所にずらりと並びます。地元で採れた新鮮な農産物や、加工品などのお土産も豊富に揃っています。併設のフードコートでは、旬の時期限定で下仁田ねぎをたっぷり使った絶品メニューを味わえます。町内観光をめぐる起点としても便利な場所です

下仁田こんにゃく観光センター
様々なこんにゃく製品を扱う観光施設です。食事処と売店があり、大型の駐車場を完備。看板メニューは、名物の「下仁田コロッケ」です。下仁田ねぎの豊かな甘みと椎茸の風味を、町内産のこんにゃくと絶妙に合わせた一品です。立地が軽井沢へ抜ける道の途中にあり、ドライブの合間に立ち寄りやすい位置にあります。町の二大特産物であるねぎとこんにゃくの魅力が、ひとつの形になっているおすすめの場所です。
下仁田町の名物・特産品・お土産
下仁田ねぎ
白い部分が15センチから20センチと短く、太いものは直径4センチを超える一本ねぎです。じっくり火を通すと極上の甘みが増し、とろりとした至福の食感に変わります。すき焼きや熱々のお鍋に入れるのが定番で、サクサクの天ぷらや香ばしい焼きねぎにしても絶品です。種をまいてから収穫までに15か月もかかる、とても手間暇のかかる貴重な野菜です。市場に出回るのは、本格的な寒さを迎える冬のあいだだけに限られます。

こんにゃく
下仁田は、こんにゃく芋の集荷から粉への加工までを一手に担う、こんにゃく製品の中心地です。原料に最も近い場所で作られることもあり、板こんにゃくやしらたき、玉こんにゃくなど、質の高い多彩な品が揃います。こんにゃくは味が薄いと思われがちですが、丁寧に下ゆでして煮含めると出汁をたっぷりと吸い込みます。低カロリーで食物繊維も豊富な嬉しいヘルシー食材として人気。常温で保存できて日持ちするものが多く、旅行のお土産や贈り物としても大人気の特産品です。

牧場の牛乳
町の高原にある牧場で搾られる、新鮮な牛乳です。飼育されているのはジャージー牛で、青草をたっぷり食べてのびのびと育つため、乳はほんのりと黄色みを帯びてとても濃厚になります。一般的なホルスタインの乳よりも脂肪分が高く、コク深い旨みと豊かな甘みが後味に心地よく残ります。そのまま美味しく味わうのはもちろん、とろりとしたコクのある飲むヨーグルトなどにも加工されています。この牛乳が作られる神津牧場は、1887年(明治20年)に開かれた、日本でいちばん古い歴史をもつ西洋式の牧場です。
『下仁田町』の商品一覧
圧倒的な太さが自慢!冬に旬を迎える伝統野菜「下仁田ねぎ」です。加熱することで濃厚な甘みと柔らかな食感が生まれるので、すき焼き・鍋・天ぷらなどにオススメ。贈答品として、お歳暮にも重宝しますよ。























