群馬県の最南西端に位置する上野村(うえのむら)は、長野県と埼玉県に接する人口約1,000人の小さな村です。秩父や荒船、御荷鉾(みかぼ)といった山々に囲まれ、面積の約95%を森林が占めています。そのうち6割以上が手つかずの豊かな天然林。標高450メートル以上の高地にあり、昼夜の寒暖差が大きい内陸性気候です。村の中央には「平成の名水百選」に選ばれ、関東一の清流に認定されたこともある神流川が流れています。豊かな森と川の恵みを活かした林業や、自然を中心とした観光業も。関東最大級の鍾乳洞「不二洞」や、長さ225メートルの壮大な吊り橋「上野スカイブリッジ」、国の重要文化財である「旧黒澤家住宅」など、大自然と歴史を体感できる見どころが満載です。清らかな水で育つ肉厚な「しいたけ」や、独自の飼料で育てる「いのぶた」、そして数百年の伝統製法で仕込む名物「十石みそ」など、この土地ならではの特産品が村の魅力を伝えています。
上野村ってどんなところ?
面積の9割以上が森
上野村は、面積の約95%を森林が占める緑豊かな村です。しかも、その6割以上は手つかずの天然林。古くから人々の暮らしや産業は深い森とともに歩んできました。江戸時代には「黒澤家」が御林守(おはやしもり)として幕府の山を預かるなど、森を守り活かす歴史が受け継がれています。大自然を楽しむハイキングや登山、キャンプや川遊びなどのスポットも。村の木材から作られる器やおもちゃ、家具などは、木の温もりあふれる特産品としてお土産にも人気です。時代とともに形を変えながらも、森と人が深く関わり合い、共生する姿がここにあります。
関東一きれいと認められた川
村の中央を流れる「神流川(かんながわ)」は、利根川水系に属する美しい清流です。環境省の「平成の名水百選」に選定されたほか、過去には4年連続で「関東一きれいな川」に認定された実績を持ちます。川底を泳ぐ魚の姿が透けて見えるほど水が澄み渡っており、アユやヤマメ、イワナなどが数多く生息しています。清らかな水で育つアユは、香りが高く身がギュッと締まっているのが特徴。また、肉厚で美味しい村特産の「しいたけ」も、この神流川の豊かな水を用いて栽培されています。上流域では川の落差を活かした揚水式発電が行われるなど、エネルギー源としても活躍。神流川の澄んだ水そのものが、上野村の豊かな食と暮らしを支える源となっています。
上野村のおすすめスポット

不二洞
関東最大級の規模を誇る鍾乳洞です。洞内の延長は約2.2キロメートルにも及び、一歩足を踏み入れると、山の中にこれほど巨大な地底空間が広がっていることに驚かされるはず。発見は約400年前とされ、地元の吉祥寺の僧侶が探検したと伝えられています。長い年月をかけて自然が造り出した鍾乳石には、それぞれ仏様にまつわる名前が付けられています。現在は色鮮やかなLEDライトで照らし出されており、探検気分を存分に味わえます。

上野スカイブリッジ
「川和自然公園」と「まほーばの森」の2つのエリアを結ぶ、歩行者専用の巨大な吊り橋です。長さ225メートル、高さは90メートルにも及び、橋の上からは深い谷を見下ろすことができ、絶景の空中散歩が楽しめます。30分おきに橋からシャボン玉が舞い散る幻想的な演出もあり、子ども連れのファミリーにも大人気のスポットです。

旧黒澤家住宅
国の重要文化財に指定されている、19世紀中頃に建てられたとされる重厚な古民家です。間口22メートル、奥行16メートルという堂々たる総2階建ての切妻造りで、屋根には栗の木の割板を敷き詰め、石で押さえるという、山村ならではの伝統的で珍しい建築様式が当時のまま残されています。黒澤家は、かつてこの地域をまとめる「大総代」を務め、幕府の山を管理する「御林守(おはやしもり)」を担った名家です。西側に並ぶ4つの立派な座敷は、幕府の代官が視察に訪れた際に使われた特別な空間。建物の中へ足を踏み入れると、当時の格式高い暮らしぶりや、養蚕のために使用されてきた2階の板の間など、歴史を感じられる建物です。

神流川(かんながわ)
村の中央を流れる清らかな川です。2008年(平成20年)に環境省の「平成の名水百選」に選ばれるほど、水が美しく澄んでいることで知られています。鮎やヤマメ、イワナなどが棲み、本格的な渓流釣りを楽しむ人々が多く訪れます。本流と沢では竿の長さを使い分けるのがルールとなっており、遊漁券は村の漁業協同組合で手に入れることができます。川べりではのんびりと水遊びもでき、真夏でもひんやりと冷たい清流の心地よさを体いっぱいに感じられます。
上野村の名物・特産品・お土産

十石みそ
上野村で古くから仕込まれてきた、伝統的な麦みそです。数百年にわたり脈々と受け継がれてきた製法を守り、上野村の澄んだ空気と気候のなかで、1年以上かけてじっくりと天然醸造されています。厳選された国産大豆と麦麹(むぎこうじ)を使用しており、一般的な米みそに比べて自然な甘みが強く、ふわりと立ち上る豊かな香りが特徴です。特に村内産の大豆を使用したものは、群馬県のふるさと認証食品にも選ばれるほどの逸品です。

いのぶた
上野村の代名詞とも言える特産品で、猪(いのしし)と豚を掛け合わせたお肉です。母豚には肉質のよいデュロック種を用い、大麦を配合したこだわりの餌を与えながら、ストレスのない豊かな環境で大切に育てられています。お肉は程よい弾力があり、噛むほどに赤身の深いコクと旨みがあふれ出します。脂身には上品な甘みがあって口どけもよく、しゃぶしゃぶや焼肉で味わうのはもちろん、煮込んでもお肉が崩れにくいため、お鍋にも最適です。

しいたけ
豊かな森に抱かれた上野村の気候を活かして栽培される、旨みたっぷりの特産品です。過去に「関東一きれいな川」にも認定された神流川(かんながわ)の清らかな水を使用し、安心・安全にこだわって丁寧に育てられています。昼夜の寒暖差が大きい村特有の環境は、良質なきのこの生育に最適。肉厚なしいたけは、サッと網などで焼くだけでジュワッとあふれる旨みと芳醇な香りが広がります。

木工品
面積の95%を森林が占める、上野村ならではの特産品です。村の森で育った木材を使用し、職人の手で一つひとつ丁寧に作られています。日々の暮らしを彩る器から、一点ものの特注家具まで、その種類は多彩です。とくにブナの木を用いた子ども用の椅子や机、パズルや輪投げ、おままごとの道具といった木のおもちゃは、手触りがよく、木の温もりを直接感じられると人気を集めています。
『上野村』の商品一覧
お探しの商品は見つかりませんでした




















